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「スナップ」、「手首のひねり」は本当か?(NOTE)


 ボール・インパクト(ボール・ヒット)で話題になるのが「スナップ」の問題です。スナップとはインパクトにおける手の動きで、一般に手首の屈曲動作によってボールにドライブ回転をかけていると考えられています。しかし、インパクト時の手の動きを高速度撮影で観察すると、手首の屈曲動作はほとんど使われずにドライブ回転がかかっています。

 また、インパクトの後に手のひらが外に向いていることがよくあり、「手首をひねってボールをクロスに切った」と言われますが、写真のように腕を振り切った方向にボールが飛んでいるのが普通です。これも高速度撮影で観察すると、手のひらはインパクト前後に内向きから外向きへと回転(前腕の回内)しており、ちょうど正面を向いた瞬間にインパクトを迎えているというのが真相です。