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バレーボール記事

   さあ、『バレーペディア』を持って、バレーボールを見に行こう!(COLUMN)   




   バレーペディア編集室       (バレーペディア編集室)   




 『バレーペディア』はいがかでしたか? これまでとは違う視点を得て、今すぐバレーボールのゲームを見たくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ただ、日本代表チームの試合以外は、地上波放送でなかなか見られませんね。BSやCSですとバレーボール・ライフが充実しますので、加入を検討してみてください。

 もちろん、会場に足を運べばすぐにでもバレーボールが楽しめます。一年中日本のどこかで、バレーボールの大会は行われています。これを機にぜひ、会場まで観戦に出かけてみませんか?


 一人なので不安という方もいらっしゃるでしょう。でも大丈夫! 会場では一人で観戦してらっしゃる方をよく見かけます。一人旅を楽しみながら現地でバレーボールも観戦・・・という方もいらっしゃいます。遊園地に一人で行くのとは違って、ラーメンを一人で食べに行くような感覚で大丈夫です。

 初めて会場で観戦すると、ボールのスピードや音の迫力に圧倒されます。また、会場なら自分の見たいものを見る楽しみもあります。テレビではいつの間にかコートに入っているリベロですが、会場ならコートに入るタイミングが見ていてわかります。控え選手は数ローテーション前から準備しています。「あの選手のサーブでリリーフ・サーバー投入だな」「あと2つローテーションが回ったら二枚替えかぁ」などと、試合展開を先読みしながら観戦できます。「この選手、派手なディグはしないけど位置取りがいい!」「あの選手の二段トスは打ちやすそうだ」といった、テレビではわからない発見もあるはずです。


 チケットはチケット販売会社が取り扱うのが一般的[1] ですが、まれに体育館の担当者に現金書留で送金するようなこともあります。情報誌やインターネットで確認しましょう。また日本代表チームの試合はタレントのイベントが併催され、チケット発売日早々にアリーナ席が完売することも多く、当日券も入手困難なケースがあるので注意してください。

 チケットの種類は一般的に

アリーナA 1階(コート・フロア) コート・サイド
アリーナB 1階(コート・フロア) コート・エンド
2階自由席 2階  

という感じになっています。

 コート・サイドは、テレビ中継で見慣れたサイド・ライン側からコートを眺める人気の座席です。ただ、コートに近くなるほど役員席やチームのベンチなどにより、死角が意外と発生します。

 コート・エンドは、コートをエンド・ライン側から眺める座席です。セットの軌道やブロック戦術をチェックするには絶好で、バレーボールに詳しいファンに好まれます。

 2階自由席に応援団席が設けられる大会では、試合ごとに応援団席の範囲が変わりますので、確認してから席を決めるようにしてください。

 アリーナも含め全席自由という会場もあります。


 会場内の売店は充実していないと思っておくのが無難です。周囲にコンビニすらない会場も多いので、手軽に食べられるものをあらかじめご準備ください。

 会場へは開場時刻に合わせて行き、試合前の選手たちの練習風景から楽しむのがオススメです。「今日、あの選手は跳べているなぁ・・・」といった選手のコンディションが、見慣れてくると次第にわかるようになります。調子が良さそうに見えた選手が途中から投入されると、活躍への期待も高まって観戦がいっそう楽しくなります。

 駐車場スペースが十分にない会場や、最寄り駅からの交通手段が不便な会場もありますので 、初めて行く会場の場合は特に、時間に余裕を持って出かけるようにしてください。


 スポーツ会場を熱くおもしろくするのは、観客の大事な “お仕事” です。試合中はぜひ声を出して応援してあげてください。チーム応援団がいる場合は、その応援に合わせるのが一番簡単です。慣れてきたら「○○がんばれー」などと声をかけてみましょう。

 応援しているチームの選手がふがいないプレーを見せた時には、選手を叱責する声をかけることも、時には必要です。期待をするからこそ厳しく熱い声を送るのです。

 写真を撮りたい方もいらっしゃるでしょうが、フラッシュ撮影は禁止です。カメラを出したらまず、発光禁止のモードになっているか確認をしましょう。本格的な撮影には望遠レンズが必要ですが、三脚の使用やカメラの構えっぱなしは、横で観戦する方の視界を遮るのでやめましょう。後ろの方には配慮しているつもりでも、横の方の視界はけっこう忘れがちです。


 試合中にトイレに行きたくなった場合、できればセットが終わるまでは我慢です。テクニカル・タイムアウトの時間を利用するのもよいでしょう。どうしても我慢できない場合でも、ラリー中は立つのを控えましょう。他の観客の視界を遮ることになります。

 席を立つチャンスは、ラリーが終了してから次のサーブが打たれるまでの間です。席に戻る時も同じ。その時間内に戻りきれない場合は、通路や階段付近の迷惑にならない場所で、背後に気をつかいながら待機です。


 これ以外にも、他の観客の視界を遮るような行為はやってはいけません。試合前に着席せずに長々と立ち話をしている人も見かけますが、練習を見ている方もいらっしゃるので、少しだけ配慮してもらえたら…と思います。

 開場直後から第2試合のために席を確保し、第1試合は見ないという人もいます。荷物を置いたまま別の場所で観戦するのも、他の観客の観戦機会を奪う行為です。バレーボールが好きで、多くのファンにバレーボールを楽しんでもらいたいという気持ちがあるならば、そういう行為は慎みましょう。


 冬場の観戦では防寒対策を念入りにしましょう。入場待ちの間だけでなく入場後も底冷えすることがあります。 会場の中で羽織ったり膝にかけたりできるものを持っていくとよいでしょう。椅子が硬く冷たい場合も多いので、座布団を持っていくのもいいかもしれません。

 上履きが必要な会場もありますので、これは必ずチェックしてください。


 最後に『バレーペディア』をお忘れなく!


脚注

  1. Vリーグの試合については、2014/15シーズンより原則的に全試合、Vリーグ公式チケット販売サイトから購入可能となっています。