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バレーボール用語

   テイク・バック    -- TAKE BACK --   




ボールを打つための動きの準備局面


 テイク・バックの目的は、「体幹の動きで腕が振られる」準備を行うことです。フォワード・スイングで腕を十分加速するには右肩をしっかり後ろに引かなければなりません。スイングする動きではありませんが、フォワード・スイングの反対方向の動きということで「バック・スイング」と呼ぶ場合もあります。

 この動きには、体幹の側屈(横曲げ)とひねりが大きく貢献しますが、後屈(反り)だけではあまり大きく動かせません。左手を前に高く挙げることによって、体幹の側屈とひねりが誘導されます。右腕は「両肩を結んだ線」の少し前にセットし、ヒジを曲げておきますが、右腕をセットするまでの体の使い方で、スイング・フォームが分類されています(スパイク・スイングの分類(COLUMN)参照)。

 大きなテイク・バックを作るのは時間がかかり、早いタイミングで打つクイックには適さないと考える人もいますが、写真のようにテイク・バック動作はジャンプしてから始めるものではなく、ジャンプ動作と同時進行します。写真では踏み切り前に体幹の準備がほぼ完了し、右腕も最短距離を動き、早いタイミングで大きなテイク・バックが完成していきます。【踏み切り】の項で述べたように、ジャンプの腕の振りは振り下ろす部分が重要で、前に高く振り上げる必要はなく、足が地面から離れるより前からテイク・バック動作を始めてもジャンプには影響しません。


同義語:バック・スイング

関連語フォワード・スイングフォロー・スルー