「固定項目:サーブ」の版間の差分
Yasunari mimura (トーク | 投稿記録) (定義) |
Yasunari mimura (トーク | 投稿記録) (説明を追加) |
||
行2: | 行2: | ||
[[カテゴリ:サーブ]] | [[カテゴリ:サーブ]] | ||
+ | |||
+ | |||
+ | 文字通り「サービスする」という言葉に由来していますが、ラリ-のスタ-卜をサービスするという当初の頃の意味合いとは違い、現代のバレーボールにおいては、サーブは第一の攻撃として位置づけられるようになりました。 | ||
+ | |||
+ | サーブは、両手で打ったり、足で蹴ったりはできません。また、サーブのためのトスは1度のみで、もしトスを落とした場合はサーブミスとなります。さえしなければ、何度かよいトスが上がるまで試技を繰り返すことができました。しかし、このサーブのトス・アップのやり直しは、遅延行為ともとれるため、1999年よりできなくなりました。バレーボールの技術の中で、サーブは唯一、選手一人の力で得点できる技術です。 | ||
+ | |||
+ | そのためサーブは、歴史的にその威力の向上のための技術開発が、常に行われてきました。 | ||
+ | 入れるだけのサーブから、変化やスピードによって少しでもレセプションを乱して相手の攻以前はヒット得点することを狙う技術にもなったのです。すると、1980年代には、その威力に対抗するかのように、サーブをネット付近で直接ブロックしてしまう「サーブ・ブロック」が出現しました。サーブをブロックされないように打つには、飛行軌道がどうしても山なりにならざるを得ず、レセプション側のチームの攻撃が確実に有利になります。そのため攻防のバランスが考慮されて、1985年にサーブ・ブロックは禁止されました。 | ||
+ | 1995年には'それまでエンド二フィン後方の右3mに限定されていたサービス・ゾーンが、エンド・ラインの幅9mのどこからでも打てるように拡大され、さらに1998年にはネットイン・サーブが許容されることとなり、サーブ側の条件が飛躍的に緩和されていきました。このようにしてサーブは、その威力をどんどん増してきたのです。 |
2014年8月22日 (金) 23:22時点における版
バレーボール用語
サーブ -- SERVE(SERVICE) -- |
バック・ライトのプレーヤーがエンド・ライン後方から相手チームへボールを打ち、ボールをイン・プレーの状態にすること
文字通り「サービスする」という言葉に由来していますが、ラリ-のスタ-卜をサービスするという当初の頃の意味合いとは違い、現代のバレーボールにおいては、サーブは第一の攻撃として位置づけられるようになりました。
サーブは、両手で打ったり、足で蹴ったりはできません。また、サーブのためのトスは1度のみで、もしトスを落とした場合はサーブミスとなります。さえしなければ、何度かよいトスが上がるまで試技を繰り返すことができました。しかし、このサーブのトス・アップのやり直しは、遅延行為ともとれるため、1999年よりできなくなりました。バレーボールの技術の中で、サーブは唯一、選手一人の力で得点できる技術です。
そのためサーブは、歴史的にその威力の向上のための技術開発が、常に行われてきました。 入れるだけのサーブから、変化やスピードによって少しでもレセプションを乱して相手の攻以前はヒット得点することを狙う技術にもなったのです。すると、1980年代には、その威力に対抗するかのように、サーブをネット付近で直接ブロックしてしまう「サーブ・ブロック」が出現しました。サーブをブロックされないように打つには、飛行軌道がどうしても山なりにならざるを得ず、レセプション側のチームの攻撃が確実に有利になります。そのため攻防のバランスが考慮されて、1985年にサーブ・ブロックは禁止されました。 1995年には'それまでエンド二フィン後方の右3mに限定されていたサービス・ゾーンが、エンド・ラインの幅9mのどこからでも打てるように拡大され、さらに1998年にはネットイン・サーブが許容されることとなり、サーブ側の条件が飛躍的に緩和されていきました。このようにしてサーブは、その威力をどんどん増してきたのです。