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全盛期の旧ソ連男子ナショナル・チームや、日本でも寺廻太監督時代のNEC男子チームが一時期採用していたブロック・システムに、スタック・ブロックがあります。バンチ・シフト同様にコート中央付近に3人のブロッカーが集まりますが、ネット際で横一列に並ぶのではなく、両サイドのブロッカー(のどちらか)がミドル・ブロッカーの背後に重なるように、少しネットから離れた位置で構えます。ミドル・ブロッカーはマン・ツー・マンで相手のファースト・テンポの攻撃に対してフロントしながらコミット・ブロックで対応し、両サイドのブロッカーが相手のセカンド・テンポの攻撃に対してリード・ブロックで対応するというブロック・システムでした。 | 全盛期の旧ソ連男子ナショナル・チームや、日本でも寺廻太監督時代のNEC男子チームが一時期採用していたブロック・システムに、スタック・ブロックがあります。バンチ・シフト同様にコート中央付近に3人のブロッカーが集まりますが、ネット際で横一列に並ぶのではなく、両サイドのブロッカー(のどちらか)がミドル・ブロッカーの背後に重なるように、少しネットから離れた位置で構えます。ミドル・ブロッカーはマン・ツー・マンで相手のファースト・テンポの攻撃に対してフロントしながらコミット・ブロックで対応し、両サイドのブロッカーが相手のセカンド・テンポの攻撃に対してリード・ブロックで対応するというブロック・システムでした。 | ||
時間差攻撃が多用された時代には理に適った面も多かったブロック・システムですが、相手の攻撃をシャット・アウトできずにラリーが続いた場合、ブロックに跳んだ直後に両サイドのブロッカーが攻撃に参加することが難しくなるという重大な問題があったため世界に浸透せず、代わりにバンチ・リード・ブロック・システムが、その後の世界の標準システムになりました。 | 時間差攻撃が多用された時代には理に適った面も多かったブロック・システムですが、相手の攻撃をシャット・アウトできずにラリーが続いた場合、ブロックに跳んだ直後に両サイドのブロッカーが攻撃に参加することが難しくなるという重大な問題があったため世界に浸透せず、代わりにバンチ・リード・ブロック・システムが、その後の世界の標準システムになりました。 |
2014年9月30日 (火) 05:40時点における最新版
スタック・ブロック(NOTE)
全盛期の旧ソ連男子ナショナル・チームや、日本でも寺廻太監督時代のNEC男子チームが一時期採用していたブロック・システムに、スタック・ブロックがあります。バンチ・シフト同様にコート中央付近に3人のブロッカーが集まりますが、ネット際で横一列に並ぶのではなく、両サイドのブロッカー(のどちらか)がミドル・ブロッカーの背後に重なるように、少しネットから離れた位置で構えます。ミドル・ブロッカーはマン・ツー・マンで相手のファースト・テンポの攻撃に対してフロントしながらコミット・ブロックで対応し、両サイドのブロッカーが相手のセカンド・テンポの攻撃に対してリード・ブロックで対応するというブロック・システムでした。
時間差攻撃が多用された時代には理に適った面も多かったブロック・システムですが、相手の攻撃をシャット・アウトできずにラリーが続いた場合、ブロックに跳んだ直後に両サイドのブロッカーが攻撃に参加することが難しくなるという重大な問題があったため世界に浸透せず、代わりにバンチ・リード・ブロック・システムが、その後の世界の標準システムになりました。