「固定項目:ハイ・セット」の版間の差分
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Toshiki watanabe (トーク | 投稿記録) 細 |
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転じて現在、レシーブしたボールがセッターの[[固定項目:セット・アップ|セット・アップ]]定位置から大きく外れたコート後方、またはコート外から上げられる(一般的には高い軌道の)セットを指すようになりました。英語圏では「ハイ・セット」、イタリアでは「アルタ(高い、上げる)」と呼んでいます。 | 転じて現在、レシーブしたボールがセッターの[[固定項目:セット・アップ|セット・アップ]]定位置から大きく外れたコート後方、またはコート外から上げられる(一般的には高い軌道の)セットを指すようになりました。英語圏では「ハイ・セット」、イタリアでは「アルタ(高い、上げる)」と呼んでいます。 | ||
− | しかし、ハイ・セットが単に高い軌道のセットを指すのに対して、[[協議項目:二段トス|二段トス]]はセッターの定位置から大きく外れた地点から上げるセットを指しますので、全く同じ意味ではありません(アメリカではOut of system offenseと呼ばれます)。中国では「調整球」と呼んでいますが、日本の「[[協議項目:二段トス|二段トス]]」により近い意味を含んでいます。「セッターが定位置から[[固定項目:エース|エース・スパイカー]]に上げるハイ・セット(いわゆる[[固定項目:オープン・トス|オープン・トス]])」もあれば、「[[協議項目:二段トス|二段トス]] | + | しかし、ハイ・セットが単に高い軌道のセットを指すのに対して、[[協議項目:二段トス|二段トス]]はセッターの定位置から大きく外れた地点から上げるセットを指しますので、全く同じ意味ではありません(アメリカではOut of system offenseと呼ばれます)。中国では「調整球」と呼んでいますが、日本の「[[協議項目:二段トス|二段トス]]」により近い意味を含んでいます。「セッターが定位置から[[固定項目:エース|エース・スパイカー]]に上げるハイ・セット(いわゆる[[固定項目:オープン・トス|オープン・トス]])」もあれば、「[[協議項目:二段トス|二段トス]]を[[固定項目:平行トス|平行トス]]のように流して上げる」こともありますが、逆の言い回しは一般的に成立しません。([[固定項目:「二段トス」の語源(COLUMN)|コラム『「二段トス」の語源』]]参照) |
2014年10月19日 (日) 14:04時点における最新版
バレーボール用語
ハイ・セット(二段トス) -- HIGH SET -- |
コート後方、コート外など、セッターの定位置を大きく離れた場所からスパイカーに上げるセット
もともとは攻撃の際の触球数を「段」で数えていた9人制主流の時代に、二段攻撃、すなわち2回で攻撃するためのセットを指しました。2回で攻撃するためのセットとは、コート後方からセッターを介さず直接スパイカーに上げるセットです。
転じて現在、レシーブしたボールがセッターのセット・アップ定位置から大きく外れたコート後方、またはコート外から上げられる(一般的には高い軌道の)セットを指すようになりました。英語圏では「ハイ・セット」、イタリアでは「アルタ(高い、上げる)」と呼んでいます。
しかし、ハイ・セットが単に高い軌道のセットを指すのに対して、二段トスはセッターの定位置から大きく外れた地点から上げるセットを指しますので、全く同じ意味ではありません(アメリカではOut of system offenseと呼ばれます)。中国では「調整球」と呼んでいますが、日本の「二段トス」により近い意味を含んでいます。「セッターが定位置からエース・スパイカーに上げるハイ・セット(いわゆるオープン・トス)」もあれば、「二段トスを平行トスのように流して上げる」こともありますが、逆の言い回しは一般的に成立しません。(コラム『「二段トス」の語源』参照)