「固定項目:ブレイク「先取り」の重要性(NOTE)」の版間の差分

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 従来のサイドアウト15点制では、ブレイクを最低15回行わないとセットが奪えませんでした。しかし、現行のラリー・ポイント25点制では、極端なケースではたった1回のブレイクで、セットを奪う可能性もあり得ます。すなわち、ブレイク回数の「絶対数」より、「先取り」が重要となります。日本ではラリー・ポイント制導入時に、サーブ・ミスによって相手チームに得点を奪われることを恐れて、サーブの威力が弱まることを予想する声が多かったですが、ふたを開けてみれば、実際には逆でした。少ないチャンスでブレイクを「先取り」するために、海外勢のサーブの威力はさらに増す結果となったのです。また、サーブの威力だけでなく、ブロック・システムとの連係を図った戦略的サーブ戦術も主流となりました。
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 従来のサイドアウト15点制では、ブレイクを最低15回行わないとセットが奪えませんでした。しかし、現行のラリー・ポイント25点制では、極端なケースではたった1回のブレイクで、セットを奪う可能性もあり得ます。すなわち、ブレイク回数の「絶対数」より、「先取り」が重要となります。日本ではラリー・ポイント制導入時に、サーブ・ミスによって相手チームに得点を奪われることを恐れて、サーブの威力が弱まることを予想する声が多かったですが、ふたを開けてみれば、実際には逆でした。少ないチャンスでブレイクを「先取り」するために、海外勢のサーブの威力はさらに増す結果となったのです。また、サーブの威力だけでなく、ブロック・システムとの連係を図った戦略的なサーブ戦術も主流となりました([[固定項目:用語から見た戦術の変遷(詳細解説)|詳細解説「用語から見た戦術の変遷」]]参照)。

2014年10月19日 (日) 15:39時点における最新版

ブレイク「先取り」の重要性(NOTE)


 従来のサイドアウト15点制では、ブレイクを最低15回行わないとセットが奪えませんでした。しかし、現行のラリー・ポイント25点制では、極端なケースではたった1回のブレイクで、セットを奪う可能性もあり得ます。すなわち、ブレイク回数の「絶対数」より、「先取り」が重要となります。日本ではラリー・ポイント制導入時に、サーブ・ミスによって相手チームに得点を奪われることを恐れて、サーブの威力が弱まることを予想する声が多かったですが、ふたを開けてみれば、実際には逆でした。少ないチャンスでブレイクを「先取り」するために、海外勢のサーブの威力はさらに増す結果となったのです。また、サーブの威力だけでなく、ブロック・システムとの連係を図った戦略的なサーブ戦術も主流となりました(詳細解説「用語から見た戦術の変遷」参照)。