「固定項目:構え」の版間の差分

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 セッターはほかの選手からパスされたボールをセットしますが、パスされたボールは常に一定の位置や高さに来るわけではないので、ボールに合わせて、素早くスタートできる動きやすい格好で待ちます。これがセットにおける構えです。すばやくスタートできるために膝は軽く曲げて立ちます。構えの段階ではまだ腕はセットを上げる格好をとる必要はありません。パスの目標をわかりやすくするために片手をあげて合図を送る選手もいます。
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 セッターはほかの選手からパスされたボールをセットしますが、パスされたボールは常に一定の位置や高さに来るわけではないので、ボールに合わせて、素早くスタートできる動きやすい格好で待ちます。これがセットにおける構えです。素早くスタートできるために膝は軽く曲げて立ちます。構えの段階ではまだ腕はセットを上げる格好をとる必要はありません。パスの目標をわかりやすくするために片手をあげて合図を送る選手もいます。
  
 構えにおけるもう一つの役割はパスされたボールの落下点、味方アタッカーの位置、相手のブロックや守備の位置を確認する周りを見渡す作業です。セット(トス)・ワークでは“読み”が重要といわれますが、”読み“は単なる憶測や推量ではなく、事前に得たデータと視覚の情報を元にした総合的な分析力です。構えにおける視覚の働きは重要で、選手の目線にカメラを固定した実験では、一流選手ほどセットを上げる前に広い範囲を視点ふぁ動いている結果が出ています。
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 構えにおけるもう一つの役割はパスされたボールの落下点、味方アタッカーの位置、相手のブロックや守備の位置を確認する周りを見渡す作業です。セット(トス)・ワークでは〝読み〟が重要といわれますが、〝読み〟は単なる憶測や推量ではなく、事前に得たデータと視覚の情報を元にした総合的な分析力です。構えにおける視覚の働きは重要で、選手の目線にカメラを固定した実験では、一流選手ほどセットを上げる前に広い範囲を視点が動いている結果が出ています。

2014年10月13日 (月) 21:59時点における版

バレーボール用語

   構え    -- INITIAL POSTURE --   




パスを受けるための準備姿勢

 セッターはほかの選手からパスされたボールをセットしますが、パスされたボールは常に一定の位置や高さに来るわけではないので、ボールに合わせて、素早くスタートできる動きやすい格好で待ちます。これがセットにおける構えです。素早くスタートできるために膝は軽く曲げて立ちます。構えの段階ではまだ腕はセットを上げる格好をとる必要はありません。パスの目標をわかりやすくするために片手をあげて合図を送る選手もいます。

 構えにおけるもう一つの役割はパスされたボールの落下点、味方アタッカーの位置、相手のブロックや守備の位置を確認する周りを見渡す作業です。セット(トス)・ワークでは〝読み〟が重要といわれますが、〝読み〟は単なる憶測や推量ではなく、事前に得たデータと視覚の情報を元にした総合的な分析力です。構えにおける視覚の働きは重要で、選手の目線にカメラを固定した実験では、一流選手ほどセットを上げる前に広い範囲を視点が動いている結果が出ています。