「固定項目:オーバーハンド・サーブ」の版間の差分

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 オーバーハンド・スイングには、主に2種類あります。一つは、ヒジを後方に引いた状態からスパイクを打つような動作([[固定項目:スイング|スイング]])で体の正面でボールを打つ方法です。これがいわゆる「フローター・サーブ」です([[固定項目:フローター・サーブ|フローター・サーブの項、解説]]を参照)。海外で「オーバーハンド・サーブ」というと、一般的に日本で言われているフローター・サーブを指しています。
 
 オーバーハンド・スイングには、主に2種類あります。一つは、ヒジを後方に引いた状態からスパイクを打つような動作([[固定項目:スイング|スイング]])で体の正面でボールを打つ方法です。これがいわゆる「フローター・サーブ」です([[固定項目:フローター・サーブ|フローター・サーブの項、解説]]を参照)。海外で「オーバーハンド・サーブ」というと、一般的に日本で言われているフローター・サーブを指しています。
  
 もう一つは、打つ方向に対して横を向いた体勢から、斜め上方へトスしたボールを、腕全体を振り抜くように打つ方法で(=ラウンドハウス・スイング、[[固定項目:ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?(NOTE)|ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?(NOTE)]]参照)。このサーブは、基本的には無回転サーブを打つのに用いられます。
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 もう一つは、打つ方向に対して横を向いた体勢から、斜め上方へトスしたボールを、腕全体を振り抜くように打つ方法です(=ラウンドハウス・スイング、[[固定項目:ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?(NOTE)|ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?(NOTE)]]参照)。このサーブは、基本的には無回転サーブを打つのに用いられます。
  
 
 かつて、日本女子代表プレーヤーが得意とし、1964年の東京オリンピックでは「木の葉落とし」などと称され、諸外国から恐れられた変化球サーブでした。日本をはじめとするアジアのプレーヤーが多く用いていたことから、「アジア式サーブ」ともいわれていました。近年では、上級者においては、ほとんど見られなくなりましたが、全身の力を使うことができるため、小学生のような筋力が未発達な時期には、よく用いられるサーブです。
 
 かつて、日本女子代表プレーヤーが得意とし、1964年の東京オリンピックでは「木の葉落とし」などと称され、諸外国から恐れられた変化球サーブでした。日本をはじめとするアジアのプレーヤーが多く用いていたことから、「アジア式サーブ」ともいわれていました。近年では、上級者においては、ほとんど見られなくなりましたが、全身の力を使うことができるため、小学生のような筋力が未発達な時期には、よく用いられるサーブです。

2014年10月23日 (木) 15:49時点における最新版

バレーボール用語

   オーバーハンド・サーブ    -- OVERHAND SERVE --   




トスしたボールを肩よりも高い位置で、かつ上手振りスイングで打つサーブ


 オーバーハンド・スイングには、主に2種類あります。一つは、ヒジを後方に引いた状態からスパイクを打つような動作(スイング)で体の正面でボールを打つ方法です。これがいわゆる「フローター・サーブ」です(フローター・サーブの項、解説を参照)。海外で「オーバーハンド・サーブ」というと、一般的に日本で言われているフローター・サーブを指しています。

 もう一つは、打つ方向に対して横を向いた体勢から、斜め上方へトスしたボールを、腕全体を振り抜くように打つ方法です(=ラウンドハウス・スイング、ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?(NOTE)参照)。このサーブは、基本的には無回転サーブを打つのに用いられます。

 かつて、日本女子代表プレーヤーが得意とし、1964年の東京オリンピックでは「木の葉落とし」などと称され、諸外国から恐れられた変化球サーブでした。日本をはじめとするアジアのプレーヤーが多く用いていたことから、「アジア式サーブ」ともいわれていました。近年では、上級者においては、ほとんど見られなくなりましたが、全身の力を使うことができるため、小学生のような筋力が未発達な時期には、よく用いられるサーブです。


関連語:ラウンドハウス・サーブ、 サイドハンド・サーブアンダーハンド・サーブ


NOTE

固定項目:ラウンドハウス(ROUNDHOUSE)の意味は?