「固定項目:テイク・バック」の版間の差分

提供: e-Volleypedia(eバレーペディア)
移動: 案内検索
(Mlab sysop がページ「協議項目:テイク・バック」を「固定項目:テイク・バック」に移動しました)
行1: 行1:
テイク・バック
+
{{VMPoolTitle|テイク・バック|TAKE BACK|ボールを打つための動きの準備局面}}
 +
 
 
[[カテゴリ:アタック]]
 
[[カテゴリ:アタック]]
 +
 +
 +
テイク・バックの目的は、「体幹の動きで腕が振られる」準備を行うことです。フォワード・スイングで腕を十分加速するには右肩をしっかり後ろに引かなければなりません。スイングする動きではありませんが、フォワード・
 +
スイングの反対方向の動きということで「バック・スイング」と呼ぶ場合もあります。
 +
 +
この動きには、体幹の側屈(横曲げ)とひねりが大きく貢献しますが、後屈(反り)だけではあまり大きく動かせません。左手を前に高く挙げることによって、体幹の側屈とひねりが誘導されます。右腕は「両肩を結んだ線」の
 +
少し前にセットし、ヒジを曲げておきますが、右腕をセットするまでの体の使い方で、スイング・フォームが分類されています。
 +
 +
大きなテイク・バックを作るのは時間がかかり、早いタイミングで打つクイックには適さないと考える人もいますが、テイク・バック動作はジャンプしてから始めるものではなく、ジャンプ動作と同時進行します。写真では踏み切り前に体幹の準備がほぼ完了し、右腕も最短距離を動き、早いタイミングで大きなテイク・バックが完成してい
 +
きます。[[固定項目:踏み切り|【踏み切り】]]の項で述べたように、ジャンプの腕の振りは振り下ろす部分が重要で、前に高く振り上げる必要はなく、'''写真の1コマ目から'''テイク・バック動作を始めてもジャンプには影響しません。
 +
 +
'''同義語''':[[固定項目:バック・スイング|バック・スイング]]
 +
'''関連語''':[[固定項目:フォワード・スイング|フォワード・スイング]]、[[固定項目:フォロー・スルー(スパイク)|フォロー・スルー]]

2014年8月10日 (日) 20:29時点における版

バレーボール用語

   テイク・バック    -- TAKE BACK --   




ボールを打つための動きの準備局面


テイク・バックの目的は、「体幹の動きで腕が振られる」準備を行うことです。フォワード・スイングで腕を十分加速するには右肩をしっかり後ろに引かなければなりません。スイングする動きではありませんが、フォワード・ スイングの反対方向の動きということで「バック・スイング」と呼ぶ場合もあります。

この動きには、体幹の側屈(横曲げ)とひねりが大きく貢献しますが、後屈(反り)だけではあまり大きく動かせません。左手を前に高く挙げることによって、体幹の側屈とひねりが誘導されます。右腕は「両肩を結んだ線」の 少し前にセットし、ヒジを曲げておきますが、右腕をセットするまでの体の使い方で、スイング・フォームが分類されています。

大きなテイク・バックを作るのは時間がかかり、早いタイミングで打つクイックには適さないと考える人もいますが、テイク・バック動作はジャンプしてから始めるものではなく、ジャンプ動作と同時進行します。写真では踏み切り前に体幹の準備がほぼ完了し、右腕も最短距離を動き、早いタイミングで大きなテイク・バックが完成してい きます。【踏み切り】の項で述べたように、ジャンプの腕の振りは振り下ろす部分が重要で、前に高く振り上げる必要はなく、写真の1コマ目からテイク・バック動作を始めてもジャンプには影響しません。

同義語:バック・スイング 関連語:フォワード・スイングフォロー・スルー