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ハンドリングに最も近い日本語は「手さばき」です。バレーボールのオーバーハンド・セットにおけるハンドリングはほかのスポーツに見られないバレーボール独自の動きです。 | ハンドリングに最も近い日本語は「手さばき」です。バレーボールのオーバーハンド・セットにおけるハンドリングはほかのスポーツに見られないバレーボール独自の動きです。 |
2014年10月1日 (水) 15:34時点における版
バレーボール用語
ハンドリング -- HANDLING -- |
オーバーハンド・セットにおける手によるボールの扱い
ハンドリングに最も近い日本語は「手さばき」です。バレーボールのオーバーハンド・セットにおけるハンドリングはほかのスポーツに見られないバレーボール独自の動きです。
バレーボールのボール操作はすべてボールを弾くことが原則ですが、オーバーハンド・パスでは両手の指を同時に使い、ボール・ヒットを行います。ハンドリングはセット技術の中でも大きな要素を占めています。
ハンドリングで実際に行われていることを考えてみます。セッターにはさまざまな高さや勢いや回転をもつボールが送られてきます。ハンドリングの第一段階はボールの勢いや回転を手で吸収し、打ち消すことにあります。ダブル・コンタクトやキャッチ・ボールをしないために、ボールをバランスよく両手の中に入れる必要があります。手首はボールの衝撃を吸収するため、ソフトに使います。指はボールを包むように使いますが、選手のプレースタイルにより、親指を前に出す(thumb forward)場合と親指を後に引く(thumb back)場合があります。ハンドリングの第二段階は、自分の意図した所にボールを送ることですが、手首の力だけでなく、ヒジの伸展の力や下半身の力を使ってボールに力を伝えます。下半身→ヒジ→手首と連鎖的に動かします。