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フォロー・スルー(スパイク)
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スイング動作の終末局面です。
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追いかけるようにしながら「同じ方向に腕を振り抜く」ことで、徐々に腕の勢いを弱めスムーズな減速ができます。
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'''写真の例では、'''肩が動いた平面と腕が動いた平面がほぼ一致しており、体幹の動きで腕が振り切られ、スムーズな減速が行われています。クロス~インナーに打つために、「腕を体幹の動きよりも外に振り抜く」という方法がありますが、これは肩関節で急激な方向転換と減速を行うことになり、傷害の大きな要因となります。また、体幹の動きとあえて違うスイングをすることでディガーの予測を外す「フェイク」としては有効ですが、体幹のパワーを十
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2014年8月10日 (日) 20:39時点における版

バレーボール用語

   フォロー・スルー(スパイク)    -- FOLLOW THROUGH --   




ボールを打った後、振りが停止するまでの腕の動き


スイング動作の終末局面です。

ボールを打ち、ボールに勢いを与えた後の腕には、まだ相当大きな勢いが残っています。この腕の勢いを肩関節で急激に止めると肩を傷めることになり、ケガ予防の上で重要な過程と言えます。ボールをヒットした後、肩で腕を 追いかけるようにしながら「同じ方向に腕を振り抜く」ことで、徐々に腕の勢いを弱めスムーズな減速ができます。

写真の例では、肩が動いた平面と腕が動いた平面がほぼ一致しており、体幹の動きで腕が振り切られ、スムーズな減速が行われています。クロス~インナーに打つために、「腕を体幹の動きよりも外に振り抜く」という方法がありますが、これは肩関節で急激な方向転換と減速を行うことになり、傷害の大きな要因となります。また、体幹の動きとあえて違うスイングをすることでディガーの予測を外す「フェイク」としては有効ですが、体幹のパワーを十 分利用できないため、打球が弱くなります。

関連語:テイク・バックフォワード・スイング